*南極旅行日記<BR>   ・第 1日目1月26日(木)
・第 1日目1月26日(木)

《第8日目》2月2日(木)

 朝8:00前に起きた。そして,家に電話をかけた。声も鮮明で,時間もかからない。技術の進歩だ。
 朝食後,とてもショックなことに気がついた。「世界で最も美しい自然港」として知られているパラダイスハーバーをビデオカメラで収めようとスカイデッキ(前方)へ行った時のことである。日本のチームの上陸は最も遅く,13:15からであったが,すでに海外の他のチームは上陸していた。しかし,上陸地をよーく見てみると大陸とつながっていない。つまり,上陸地は島ではないか!ということは,南極大陸上陸ということにはならないのではないのか!角度を変えつつ何度もよくよく見ても,上陸地は南極半島とつながっていない。くそー!だまされた。ショック。残念!何を言っても仕方がないのかなぁ?


この時点では,南極半島と陸続きになっていない!

 ーーまあ,しゃあない。あきらめた。午前中は十分に時間があるので,本を持ってプールデッキへ。紅茶を飲みながら,小説「極点飛行」を読んだ。まわりは銀白の美しい世界。ほとんど寒さを感じない。(6℃)考えてみれば贅沢な話である。
 11:00頃からもう1つ贅沢を!水着に着替え,ビールを持ってジャグジーへ!すでに2人入っていた。これで3回目のジャグジーだが,ビールを持っていくのは初めてだ。この上もなく贅沢だ!


ビールをいただきながらのジャグジーは最高!    ゾディアックに乗っていざ南極上陸へ!

 12:00から食事を摂り、12:30過ぎから準備にかかった。
 13:15集合。今日は昨日と違い,すぐに出発。ゾディアックボートに乗ろうとして大変重要な,この旅最大の重要な情報を聞く。それは,「潮が引いて南極半島と陸続きになっている。」とのこと。本当かと思った。そして,ゾディアックに乗った。昨日と違い,一昨日のように風も波も無く,ビデオ撮影が可能だった。ゾディアックから下船すると,前回と同じようにペンギンの営巣地がたくさんあったが,そういうのを放っておいて,一路,先へと走った。本当に大陸と続いているのかを確かめるために。
やった〜〜!!!


悲願の南極大陸上陸。気分は最高!やっほ〜!

やはり情報通り,潮が引き,しかも歩いて行ける。嬉しくて嬉しくて写真もいっぱい撮った。そして,小さな氷の塊も取った。(これは,すぐに溶けてしまうだろうが・・・)
 その後,ゆくっりペンギンや風景の撮影を!おっと忘れていた。ARさんと会い、チリの基地で上陸証明書をもらい,それにパスポートに(入国の?)判を押した。長い行列でなかなか前へ進まなかったが,何か嬉しくてたまらない。・・・もし,午前中の上陸だったら,南極大陸上陸は成し得なかっただろう。やはり嬉しい。
 

 ペ ン ギ ン の 世 界



 船に戻り,ARさんの所へ寄せてもらった。MOさんも来ていた。そこでは,もちろん南極大陸上陸の話で盛り上がった。本当にこの旅はツイている。そして,こうやって一緒に旅行することになった人たちもいい人たちばかりだ!
 日本人パーティーがあるので,その前に17:30頃からシャワーを浴び,ついでに洗濯もした。

 パーティーは,シャンペンで乾杯。そこではご夫婦で参加されているHUさんが根っからのトラキチと聞いて意気投合した。その後,プールデッキで記念撮影をした。
 そのままみんなで夕食を摂ったが,そこでも今日の上陸のことで盛り上がった。というか,ぼくが一番盛り上がっていたのかも知れない。今日はアルコールもたくさん飲んだ。ビール,シャンペン,白ワインに赤ワイン!明日は朝が早いのに,二日酔いになるかも知れない!でも,まあ今日は本当に嬉しい記念すべき日だからいいか。考えてみれば,上陸できるのかどうかは,旅行前からずぅ〜〜〜っと気になっていたことだから・・・。
 部屋に着くなり,すぐに寝た(19:00過ぎ)。

 再び起きると21:30ぐらいだった。シャワーを浴びて洗濯も行った。
 22:45くらいに紅茶を飲みにプールサイドへ行ったが,そこで朝日新聞を退社されたという大阪の人と会った。彼も阪神ファンだということだった。

 23:00よりフィリピン民芸ショーがあったが,眠くて眠くて・・・。最後まで見たが,部屋に戻るとすぐに寝た。

次のページへ
旅のコーナーへ
トップページへ
南極の トップページへ